ワークショップ

アーティストが講師を務めるアート体験プログラムを企画し、アート・トラックの出張先や各種イベントで実施しています。
簡単な工作教室のようでありながら、体験前と体験後ではものの見え方が変わってしまうような刺激的で楽しいワークショップで、アートに親しんでもらうことを目指しています。

実施依頼等のご相談は、お問合せページよりお寄せください。

ワークショップとは?

ワークショップという言葉は、体験学習的なステップを持った教育手法を指して広く使われています。
わたしたちは、「造形制作を通して様々な学習効果が得られるよう設計された教育プログラム」と定義し、アートを軸にしたワークショップを企画・実施しています。
参加者はファシリテーターと一緒に、なにかひとつのものを造りながら、その過程を楽しみます。楽しんでいるうちに、そこには多様な学習効果が生起していきます。
文化的な体験の感得機会であると同時に、造形能力・鑑賞能力といった芸術に関わる能力の向上はもちろん、協働制作における社会的な経験や創発的な経験が生む広範な教育効果が期待できます。


ワークショップ実施例

アーティスト泉里歩のドローイング作品における線描の表現と、そのコンセプトを体感できるように企図したワークショップです。
透明素材を使った支持体の内外から、カラーペンやチョークマーカーを使って、大きなストロークで絵を描きます。
モチーフを線で埋め尽くすような泉の描画を体験しながら、造形上で生まれるコミュニケーションを楽しみます。

アーティスト堀江和真がファシリテーターとなって、参加者と一緒に木の幹にラップを巻き、ボンドと混ぜ合わせた絵の具でフィンガーペイントをします。
色を空間に配置していくことで風景が変容していくさまを楽しみます。

アーティスト西村卓が木材の着彩に使う染料に着目したワークショップです。
ワタを好きな色に染め、布や毛糸など西村が用意したさまざまな素材と組み合わせて、透明な風船に詰めます。
色や材質の組み合わせでそれぞれに違った仕上がりになります。

アーティスト西村卓が作品に使用する木材を染色し、配置していくことで都市をつくるワークショップです。
木材ひとつひとつが家やビルとなって、複数人の協働で大きな作品が出来上がります。