vol.1 泉里歩「眺める色彩のダンス」

アート・トラック vol.1の参加アーティストは泉里歩です。
極彩色で溢れさせたような油彩画や、細かな線で埋め尽くしたようなドローイング作品を制作する泉が、新作を発表します。

泉が描くのは、人物が交錯する、どこか演劇的にも見える一場面です。
しかし作品から呼び起こされるのは、モチーフから想起される物語性というよりも、絵を描く行為そのもののよろこびのようです。
モチーフは溶けあい、解体されており、逆に絵の具の重なり具合や筆の痕跡といった、間近で見なければわからないような行為の残響が、作品の魅力として前景化しているためです。

実作品を間近に鑑賞する意味を、どんな言葉よりもまっすぐに教えてくれています。

作家情報

泉 里歩

IZUMI Riho

極彩色で溢れさせたような油彩画や、細かな線で埋め尽くしたようなドローイング作品を制作するアーティスト。筆致を重ねていく中で、元あったモチーフを解体するようにして独自の絵画をつくりあげる。

本展に寄せて

Profile Picture

アート・トラックでの移動式作品展示は、普段アートと関わることが少ない人との新たな出会いが一番の醍醐味かと思います。新たな出会いは人生の視野を広げることができるので、とても期待しています。

今回の展示は、普段からモチーフとしている人物を描き、油絵とドローイングで構成しています。絵画そのものが動くことはないですが、観ていると色が飛んだり跳ねたりと、まるで目の前で自由自在に色彩が踊っているような感覚に陥る展示になればと思います。

私は人物を集団として描くことが多く、それは私が考える美しさしかない理想の人間の集団を表現したものであり、決して入ることはしたくないけどずっと眺めていたい。だけど矛盾しながらも、その世界に入ってみたい、混じってみたいと願っているのかもしれません。

泉里歩

[経歴]
1995 千葉県生まれ
2018 武蔵野美術大学 造形学部油絵学科油絵専攻 卒業
2020 武蔵野美術大学大学院 造形研究科美術専攻油絵コース 修了

[受賞歴]
2021 第3回 公募アートハウスおやべ現代造形展 入選
2020 明日を開く絵画 第38回 上野の森美術館大賞展 賞候補入選
2018 Tokyo Midtown Award2018 優秀賞受賞
2018 第7回「ドローイングとは何か」展 入賞


出展情報

01 レクサス相模原
会期2021年7月17〜18日(土・日)、22〜25日(祝・土・日)10:00~18:00
会場レクサス相模原(〒252-0203 神奈川県相模原市中央区東淵野辺4-3-2)
ライブ・ペインティングを17・18日(土・日)13:00~18:00に実施予定
入場無料
※ アート・トラックでの展示は上記会期のみですが、関連して設置する店内展示作品は、7月14〜26日の期間中ご覧いただけます。(29,20日は休業日です)